「宇宙の声」系の話・・・9
自分の高校もそうだったけど、地元の国立大に15人も受かってくれれば万々歳といった程度の学校ですら、英単語集は2000語位のものを買わせることが多いっすな。
うちに来ていた子たちも、だいたい学校からそれ位のものを持たされてた。
2000語も覚えて、どこの学校に行く、行かせるつもりなんすかね?
東大とかICU?
とくに考えがあるわけではないんすよ。
ただ少なめのものより、多めの方が良いだろう位に考えてるってだけで。
で、殆どの子は「2000語なんてとても覚えられんわ」って早々に投げ出しちゃうと。
自分が高校の頃、こういう悪習
「目標を決めないまま、ダラダラと多めの勉強をする、させる」
はあと5・6年もすれば変わるだろうと思ってました。
でも20年以上たっても変わんなかったですな。
1000年後はどうかな。
変わっていて欲しいな。
まぁだからこそ、自分の仕事のうちの一つがあるわけやけど。
それで夏休み勉強を見た高2の子は、夏休みの1か月だけで英語の偏差値を42から61まで上げた。
そんなもんすよ。
家族でお祝いに焼き肉屋さんに行ったって。
良かったね。
でもオレは疲れた。
結局こういうのはエネルギーの転移だから。
夏の間のゴミ拾いと合わせて頑張りすぎてしまった。
そうしたら「宇宙の声」が聞こえなくなってしまったのだった。
(つづく)