心の術の使い方・・・好きなことをする方法5
続きます。
❸選択の度に、決めた 「好きなこと」 に近づく方の選択をする。
今までは頭の中での出来事でしたが、ここでようやく体を使った 「行動」 が出てきます。
日々起こる出来事の中で、選択が生まれた時、
「自分の好きなこと、したいことに近づく選択を常にする」
ことです。
簡単なようで、殆どの人はこの点シッチャカメッチャカな選択をしているのです。
例えば、若い人聞きなさい。
「もてたい、彼女が欲しい」
と思っていると言う。
しかし、自己紹介の際に、
「オタだから、モテません」
と言う。
そう言えば、
「同情される」
ことはあっても、
「モテない」
でしょう。
それを聞いて、この子に知り合いの女の子を紹介しようと思う人も、まずいないでしょう。
しますか? しないでしょう、明らかです。
ですからある意味で、「オタだから、モテません」 とい言った人物の本当の願い、「好きなこと」 は
「同情されること」
なのです。
「オタだから、モテない」
というのがそもそもおかしいですから。
「自分をオタだと思っていて、オタはモテないから自分はモテないのだと思いこんでいる、もしくは自分自身をだましている人がいる」
というのが客観的な現実でしょう。
「傷ついた!」
と言うかもしれませんが、ここのところよく噛み締めて下さい。
(オレは 「傷ついた!」 と言われても、態度は変えません。
そうしていたら相手はそれに味をしめて、ずっと
「自分が傷つき続けるためのネタ」
を探し続ける習慣が付いてしまうでしょうから)
モテるオタも、結構います。
ましてやオタ趣味をカップルで楽しみたいと思っている女の子は、五万どころか何十万といるでしょう。
『みんな内向的だ。
あなたから行って暖めてあげなくてどうする?』 (天の声)
だから今度からは、爽やかに×2 こういうことです。
「彼女募集中です。自分はオタなんで、オタ趣味を一緒に楽しめるような人がいたら、是非紹介してください!」
笑われて、からかわれるかもしれません。
いや。 たぶんからかわれるでしょう。
でも続けていれば、必ずチャンスは来ます。
トライを繰り返しているうちに、洗練されてくるからです。
中年の人も笑えないでしょう。
「お金が欲しい」
と思っているなら、
「自分は貧乏なんで・・・」
とか、
「お金が無いんでDIYしてます」
なんて書くと、お金は逃げる、避けるようになるのだから書かないことです。
初老の人。
「良い奴ほど早く死ぬ」
なんて 『呪いの言葉』 を吐いていると、早く死ぬ羽目になるか、悪い人間になることになりますよ。
まぁ早死にした人の周囲に対する同情のつもりなのでしょうが。
そして自分が早死にした時にも 「良い人だったから・・・」 と同情されることが 「好きなこと」 なのでしょう。
オレの中ではこうなっています。
『周囲に 「良い人」 と思われることが優先で、自分の心身を蔑ろにし、周囲に気を使ってばかりいる人間は早く死にやすい』
良い人であって、長生きしてください。
もちろん何をもって 「良い」 とするかは、自分自身でしか決められないことです。
オレはただ上の二つを願うだけです。
健康でいたければ、暴飲暴食をしないことです。
車のメンテナンスが面倒くさければ、ディラーで安い新車を買って保証期間が切れるごとに乗り換えることです。
ダイレクトな操作感を楽しみたければ、パワステも付いていない古い車を選ぶことです。
出会いが欲しければ、家におらずにばっちり決めて出掛けることです。
痩せたければ、デザートは無しにするか和菓子にするのです。
太りたければ、丸っこいタレントが活躍している番組にチャンネルを合わせるのです。
お金が欲しいのであれば、お金が回って来た時は気持ちよく受け取ることです。
オレも 「友達」 が欲しければ、こういう話は書かない事、です。
オレはそこんとこブレてないのです。
目的と直接つながらないようなことでも、例えば電車で行こうか車で行こうか迷った時も、好きな方を選んでください。
「損得よりも、好きな方を優先して選択する習慣」
を付けてください。
その方が少し後に全体的に評価して見れば、満足のいく結果につながっていることに気付くはずです。
経済的な損失も、恐れることはありません。
だって迷ったくらいですから、それほど大きな金額の差ではないでしょう。
帝国ホテルの5500円のランチと、ファミレスの600円のランチどちらにしようかというレベルの違いではないですよね。
ハンバーグをエビフライ付にしようかとか、ドリンクバーも頼もうかとか、そんな違いでしょう。
好きな方を選んで、満足出来れば最高です。
ところが好きな方を選ばず、経済的な損得で選択した場合、満足したとしても、
「では好きな方を選んでいたら、どれくらい素晴らしかったのだろうか?」
という思いが残ってしまいます。
とりつかれてしまうのです。
一方で損得を越えて好きな方を選んで、満足出来なかった時は
「なんだこんなものだったのか。分かった次は安いので十分だ」
と納得することが出来て、
「解放される」
のです。
ですから、次に目を向け進むことが出来るのです。
同じような環境にいて、次々に新しいこと、好きなことを実行していく人と、同じところをグルグル回ってしまっている人の差はここが大きいと思います。
現実には、損得で判断した結果、満足出来なくて気が重くなる悲しい経験をしている人が多いと思います。
そういうことが積み重なって、表情に出て、起こる出来事もそれに合ったものになっていってしまうのです。
もちろん、今すぐ出来ないことはそれぞれあるでしょう。
でも『迷うレベル』の事であれば、好きな方を選んで、少しずつでも、好きなことを選択する力を鍛えていってください。
これも 「勇気」 ですよ。 こうやって勇気も鍛えられていくのです。
(つづく)